証券会社の役割、選び方について

証券会社は、株式投資を行う際に必ずといって良いほどお世話になる存在です。
株式投資は証券取引所で株を売買する事で行いますが、そこで買い注文や売り注文といった作業を仲介してくれるのが証券会社です。
国内外に存在する様々な証券取引所や数多くある銘柄の中から、好きな銘柄を選んで素早く取引できるのは証券取引所という存在があるからです。

このように、投資家が株式投資を行いやすくしてくれるのが基本的な役割になりますが、その存在意義は取引に直接かかわるだけとは限りません。
証券会社が持つ役割として重要な点の1つに、情報の収集や分析といった仕事があります。
証券会社自体が情報収集や分析評価をして発信するだけでなく、投資家が利用できる情報収集ツールを提供して、取引を積極的に行えるようにしています。

このように、株式投資を行う投資家にとって証券会社は無くてはならない存在です。
しかし、証券会社と言っても全く同じサービスを提供している訳ではありません。
会社毎に得意分野も違いますから、投資の手法や目的によって証券会社の選び方も変える事が適切な判断です。

例えば、一般的な株式投資で利益を出したいのならば、手数料の安い証券会社を選ぶ事が大切です。
手数料は取引の度に、あるいは1日の取引総額で決められた額を支払う必要があります。
手数料が少ないほど投資をしやすく利益も多くなりますから、証券会社の選び方の基本として覚えておくべきです。

また、トレーディングツールや情報収集用のツールが充実している事も大切なポイントです。
どのトレーディングツールが使用しやすいかは人によって異なりますし、情報収集用のツールもどこまで調査できるかに違いがあります。
有料で使えるものや、条件付きで無料となっているツールもあり、会社によって個性が出ている部分でもあります。

これらのように、証券会社は投資家にとって欠くべからざる存在であり、その選び方や付き合い方次第で資金運用の成績も左右されるものです。

証券会社の社員になると株投資ができない?

株式投資を行うにあたって、証券会社の社員等の内部情報に詳しい方になれば簡単に利益があげられると思うかもしれません。
しかし、証券会社の社員は会社の規則で株式投資が禁止されている事が多くあります。

なぜ証券会社の社員が株式投資を禁じられているかというと、インサイダー取引にあたる可能性があるからです。
例えば、特定の企業が市場を盛り上げる大型の取引を行おうとしていると分かった場合、その銘柄は高騰する事が予想されます。
また、別の企業が大規模なリストラをしようとしている場合は、情報が伝わった時点でその銘柄の株価は急落する可能性があります。

情報を元に株価が高まると事前にわかっている銘柄を買っておけば、莫大な利益を得られるでしょう。
また、株価が急落するとわかっている銘柄を売却する事でリスクは避けられます。
これは、証券会社の社員にとっては利益を簡単に得たりリスクを確実に避けたりする方法になりますが、一般の投資家にとっては不利な立場に立たされる事になります。

また、企業の株価の上昇や下降がわかる情報を企業関係者から聞いて、情報が公表される前に企業の株式を売買すると金融商品取引法の違反です。
証券会社は投資家が不利な立場に立たされる事のないように、また不正行為が行われて企業の信頼性が損なわれるのを避ける為に、社員の株式投資を禁止する形になっています。

株式投資は資金の流動性がある事によって、金融としての機能が働きます。
資金の流動性をストップさせる信頼性の低下や、投資家を不利にする行動は金融市場を不安定化してしまう事です。
金融市場が荒れる事で投資家が活動をしにくくなる事は証券会社の不利益にも繋がりますから、証券会社は社員の取引を禁止する必要があります。